アムバロ配合錠の発がん性物質検出について

こんにちは、西長岡調剤薬局のO2です。

新聞やニュースで報道されている、アムバロの発がん性物質検出についてお伝えいたします。

今回、自主回収することになったのはアムバロ配合錠「ファイザー」というお薬です。
アムバロ配合錠「ファイザー」は、エックスフォージ配合錠の後発品(=ジェネリック医薬品)です。
薬価は25.8円/錠となっており、先発品の96.2円/錠と比べると約四分の一になります。

「ファイザー」や厚労省から発表されている内容を読むと、N-ニトロソジメチルアミンは許容限度値以下であるものの、N-ニトロソジエチルアミンは許容限度値を超えていた。健康被害が出る可能性があるが、現在までに国内外において重篤な健康被害は発生したとの報告はない。との事でした。

アムバロは、「ファイザー」の製品だけでなく、他にも20社以上製造されているお薬です。
今回回収されたのは「ファイザー」製品の一部ロットのみで、別のロットや他社の製品は回収になっていません。

患者様の判断による本剤の服用中止は高血圧症の悪化リスクがあるため、焦らずにまずはお薬をもらっている主治医・薬剤師に相談してみてください。

文責:西長岡O2