新米パパ、突発性発疹で大ピンチ!

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皆さん、COVID-19感染予防対策していますか?
私は外出時、マスクを必ず着用するよう心がけています。

COVID-19流行前の価格には戻っていませんが、
使い捨ての不織布マスクが市場に出回るようになりました。
WHOも密接時のマスク着用推奨に方針転換しました。

ワクチンや特効薬が開発されるその日まで、
三密を避け感染対策をしっかり行うことが肝要ですね。

と、前置きが長くなってしまいましたが本題に戻ります。

ここ数年ゴールデンウイークは
何かしらのイベントに見舞われる職員Yですが、
今年はとにかく大変でした。

赤ちゃんが突発性発疹にかかったのです。

連休終盤、赤ちゃんが突然の発熱。食欲あり機嫌も良い。
そんな熱だけの症状は過去何度か経験していたので
緊急事態宣言の最中でもあり、自宅で経過観察していました。

しかし、日を重ねるごとに元気がなくなり食欲も落ちてきて、
連休明けに小児科を受診し足の血管から採血。(痛そう!)
血液検査の結果、ウイルスが原因の症状だが、
どのウイルスかまではわからないとの診断。
(少なくともインフルエンザではない)

原因がわからないというのがとにかく怖いですよね。
家族の不安感を赤ちゃんが察知して余計に機嫌が悪くなる悪循環。

時期が時期だけにCOVID-19も疑われましたが、
呼吸器の症状は一切出ておらず、下痢も始まっていたことで
整腸剤、解熱薬が処方されました。

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その後、上記画像のような発疹が出始め突発性発疹の診断が下されました。
しかし後日、体力の限界を迎えた赤ちゃんはぐったり。
おっぱいを吸う力も弱弱しく、脱水症状に陥り再度受診。

点滴を受け、大事をとって一晩入院し、ようやく快方に向かいました。
そんな感じで、なかなかにハードで
ゴールデンなウイークを過ごした職員Yなのでした。。。

<突発性発疹とは>
ヒトヘルペスウイルスが原因で主に両親の唾液から感染。
10日ほどの潜伏期間ののち、生後6ヶ月から3歳の間に発症。
症状は発熱から始まり、下熱後に全身に広がる痒みを伴わない発疹が特徴の疾患。
下熱後に不機嫌になるため、「不機嫌病」と称されることもある。

この病気の厄介なところは、
下熱し発疹が出てからようやく突発性発疹と診断が下されるため
子どもが高熱で苦しんでいる間は原因不明で対症療法しかできないこと。

それに加えて、子どもが不機嫌になることでしょうか。
夜泣きで数時間おきに何度も起こされるため寝不足に。
赤ちゃん本人が苦しいだけでなく、看病する家族も心身ともに疲れ果てます。

さて、ヒトヘルペスウイルスは6型と7型の2種類存在するので、
突発性発疹に再びかかることもあるそうです。

かからないにこしたことはありませんが、
もし今後突発性発疹や高熱症状が現れたら
適切なタイミングで受診しようと思います。

今回ふと考えたのは、COVID-19が流行していなければ、
もう少し早く受診を決意して、
赤ちゃんが苦しむ期間も短く済んだのでは?ということです。

COVID-19の流行に伴い、受診控えが問題視されています。
県内8割の開業医が患者さんが減ったとアンケートに回答したと、
新潟日報など各種メディアで先日記事が載っていました。

不要不急の外出を控えることはもちろん大事ですが、
自分や家族にとある症状が現れたとき受診することは、
はたして不要不急なのかどうか?

重症化して取り返しのつかない事態になる前に受診すべきと私は考えます。

受診すべきかどうか判断に困ったときは
医療機関に直接問い合わせるか、

夜間の救急医療相談

「#7119」救急医療電話相談
「#8000」小児救急医療相談
窓口まで、相談してみることをお勧めします。

緊急事態宣言は解除されましたが、
COVID-19の脅威が去ったわけではありません。
必要以上に脅威に感じることなく
正しく怖がって、対処できるといいですね。

(文責:早く麒麟が来てほしい職員Y)